ここでは、FBSの
- スワップポイント
- スプレッド
- 取引手数料
について解説します。
スプレッドと取引手数料は基本的にセットですので、あわせてお話していきますね。
このページの目次
FBSのスプレッドと取引手数料
まずはFBSのスプレッドと取引手数料について解説します。
「ドル円」の平均スプレッドを口座別に挙げていきます。
- スタンダード口座:2.0pips
- マイクロ口座:3.0pips
- セント口座:2.0pips
です。
ちなみに、これはFBS側の公表データです。
つまり「ウチのスプレッドはこれくらいですよ」と自分で言っているに過ぎないのですが、実際に私がFBSでトレードしてみた限りでは、あまり実情と離れてはいませんでした。
(ただし、公表よりはわずかに広いと思いますが)
また、以下の2つの口座の平均スプレッドは以下のとおりです。
- ゼロスプレッド口座:0.0pips
- ECN口座:1.0pips
これだけ見るとスプレッドが非常に狭くお得に感じるかもしれませんが、実は落とし穴があります。
それは「取引手数料」の存在です。
- ゼロスプレッド口座:1ロットにつき20ドル
- ECN口座:1ロットにつき6ドル
の取引手数料が、スプレッドとは関係なく必ず発生します。
FBSのキャッシュバックにも注目する必要がある
また、FBSでは「取引量1ロットあたり2~6ドル」くらいのキャッシュバックを受け取ることができます(口座タイプ、通貨ペアごとにキャッシュバック金額が違う)。
引き出し条件などがあるので厳密に言えば単純に足し算することはできませんが、このキャッシュバックにより「実際のスプレッド」は下がると言っていいでしょう。
ただし、ECN口座はこのキャッシュバックの対象になりません。
最終的に
となるので、「実際のスプレッド」はやや広いと言えるでしょう。
ちなみに、ECN口座に関しては「入金ボーナス」の対象にもなりません。
FBSで「スプレッド+取引手数料」が一番低いのはどの口座?
結局のところ、
- スプレッドはまあまあ
- 取引手数料はナシ
- キャッシュバックも入金ボーナスもアリ
のスタンダード口座がトータルで考えれば一番お得だと思います。
(スプレッドと取引手数料以外の部分で考えても最も無難です)
他の海外FXブローカーにも「スプレッドが低く、取引手数料がある」という口座が存在している場合が多く、その大半は「スタンダード口座(業者によって名前が違う)」よりも「トータルの手数料」で言えばお得となっています。
しかし、FBSのゼロスプレッド口座の取引手数料(1ロット・20ドル)が高すぎるので、「総合的に見ると案外スタンダード口座のほうが安い」という状況になるケースが少なくありません。
とはいえ、ゼロスプレッド口座やECN口座に使い道が全くないというわけではありません。
FBSでは複数の口座を持つことができるので、「まずはスタンダード口座を作る→必要に応じて他のタイプの口座も作る」という手順を踏んでみてはいかがでしょうか。
スプレッド+取引手数料を考慮するとFBSはスキャルピング向きではありません
数秒~数分間で売買する形式のトレードのことを「スキャルピング」と呼びます。
「取引回数」が非常に多くなるので、「1回当たりのスプレッド+取引手数料」がとても重要になります。
しかし、FBSはスタンダード口座も含め、それほど「スプレッド(+取引手数料)」が狭いわけではありません(特別高いとも思いませんが)。ですから、FBSでスキャルピングをすることはあまりおすすめしません。
それよりもFBSならではの「最大レバレッジ3,000倍」を活かして、デイトレードなどで安定して稼いでいくことを推奨します。
FBSのスワップポイントはどうか
続いてはFBSのスワップポイントの話題です。
- FBSは「スワップポイント狙い」向きか?
- FBSのスワップポイントに関する注意点
- スワップポイントを気にせずFBSでトレードするには?
という3つの観点に分けて解説していきます。
①FBSは「スワップポイント狙い」向きか?
FBSはスワップポイントがかなり低い部類の海外FX業者です。
「売りポジションか、買いポジションのどちらかのスワップポイントがプラス(プラススワップ)の通貨」自体があまりないくらいです。
一応、プラススワップになるポジションを持ちつつレバレッジ3,000倍をかければそれなりの利益になります。しかし、それをするくらいならハイレバを活かして普通にデイトレードなどをすることをおすすめします。
プラススワップの通貨は変動が激しい傾向にあるため、「スワップポイント狙いで長期間持ち続ける」のが危険だからです。
いわゆる「スワップポイント狙い」は他のスワップ関連が優秀なFX業者で行いましょう。
また、FXには「売りスワップと買いスワップがトータルでプラスになる通貨ペアを両建てで持ち、相場変動によるリスクをゼロにしつつ、スワップポイントだけを得る」という手法がありますが、FBSにはこれができる通貨ペアがありません。
今後FBSのスワップポイントが変動する場合もあるかと思いますが、この状況が大きく変わることはないと予想できます。
そもそもFBSはスワップポイントよりも、ボーナスやキャッシュバックなどに力を入れていますしね。
- 最大レバレッジ3,000倍
- 入金ボーナス
- キャッシュバックボーナス
などなど。
②FBSのスワップポイントに関する注意点
FBSのスワップポイントは水曜日に3倍になります。
これだけ聞くと良いことのように思えるかもしれませんが、マイナススワップも3倍になってしまうので気をつけてください。
FBSでトレードをするとマイナススワップになる事のほうが多いので、これはむしろデメリットとなる可能性が高いです。
③スワップポイントを気にせずFBSでトレードするには?
お察しのとおり、FBSのスワップポイントはトレーダーの味方にはならない可能性が高いです。
しかし、FBSのスワップポイントは発生するタイミングが決まっています。
具体的に言うと「午前7時(サマータイム中は午前6時)」です。
そのため、この時間にポジションを持っていなければ、スワップポイントが付与される事はありません。
ですから、スワップポイントを気にせずにトレードしたいのであれば、デイトレードやスキャルピングトレードなどの「日をまたがない取引形式」を採用することをおすすめします。
まとめ:FBSはスプレッド・取引手数料・スワップポイント以外の部分で勝負している
今回はFBSのスプレッド、取引手数料、スワップポイントなどについて解説しました。
まとめると、
- スプレッドはやや広い
- スプレッドがない(低い)口座は取引手数料が高い
- トータルではスタンダード口座がおすすめ
- マイナススワップばかりです
- プラススワップで稼ぐくらいなら普通にトレードすべき
- 水曜日はマイナススワップが3倍になる
- デイトレードなどでスワップポイントを避けるといいかも
といったところです。
これだけで見るとFBSはあまり優秀ではないように思えるかもしれませんが、そもそもFBSはスプレッドやスワップポイントでは勝負していません。
- レバレッジ3,000倍(業界トップレベル)
- ボーナスが充実している
などの部分がFBSの魅力です。
ボーナスとレバレッジを活かしつつ、普通の売買をすることをおすすめします。