IFC Marketsは、親会社が大手金融グループなので信頼できる海外FX業者です。
独自サービスを展開していたり、高い約定力でトレードしたい人にとってはおすすめな業者と言えます。

今回はIFC Marketsについて、デメリットやメリット双方から詳しくご紹介します。
これから利用するか迷っている投資家の方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

IFC Marketsとは:親会社が大手金融グループIFCMで信用性が高い
IFC Marketsとは、他社にはない独自の取引プラットフォームや利息などのサービスを提供している老舗FX業者です。
親会社の世界的金融グループIFCMが運営しているため、信用性が高い業者です。

IFC Marketsの基本情報

会社名 IFC Markets Corp.
設立 2003
資本金 24,000,000ドル
本社所在地 2nd Floor, 145-157 St John Street EC1V 4PY, London, UK

IFC Marketsで使用できる口座は、以下の2つです。

IFC Marketsの口座
  • マイクロ口座(ビギナー講座)
  • スタンダード口座

2つの口座の主な違いは、取引する資本の大きさです。
マイクロ口座は少額トレーダー向けの口座で、スタンダード口座は50万円以上のトレーダー向けの口座になります。
マイクロ口座は50万円までなので、それ以上になった場合はスタンダード口座に移動して使用しましょう。

入金方法・出金方法

入金・出金方法は以下の3つの方法に対応しています。

  • 銀行送金
  • クレジットカード
  • bitwallet

この中でおすすめなのは、bitwalletです。
クレジットカード、bitwalletはどちらも即日入金・入金手数料が無料となっており、bitwalletの場合、出金手数料も大きく節約することが可能となっているからです。

海外FX業者から入金額以上の利益を出金する場合、必ず海外銀行送金での出金となり、約3,000円の出金手数料がかかります。
しかし、bitwalletを使用することで、出金手数料を一律777円まで抑えることが可能です。

特にこまめに出金する人にとっては、bitwalletの開設がおすすめです。

IFC Marketsのデメリット

スプレッド幅が広い

IFC Marketsでは固定スプレッドと変動スプレッドの口座がありますが、特に固定スプレッド口座のスプレッドが広くなっています。
スプレッドが狭いほど、売値と買値の差額が小さくなるので利益を狙いやすいということになります。

平均でも2,73pipsと割高なスプレッド設定になっているので、メイン口座として取引するには不向きと言えるでしょう。

マイクロ口座の残高上限は50万円まで

マイクロ口座の残高上限は50万円までとなっており、口座残高が50万円を超えると新しくポジションを持つことができません。

そのため、新しく取引を行うには出金して口座残高を50万円以下にする必要があり、運用の際は手間がかかることを覚えておきましょう。

スタンダード口座の初回必要入金額は10万円

IFCMarketsのスタンダード口座は、初回必要入金額が10万円です。

海外FX業者のスタンダード口座は、初回入金額が500円~1万円と低めに設定されているケースが多く、IFCMarketsの入金額10万円はかなり高額になります。

そのため、少額から取引を始めたいという方は100円から入金可能なマイクロ口座でスタートすると良いでしょう。

日本語サポートが手薄い

日本語サポートに対応していますが、内容が手薄いといわれています。
メールがメインとなりますが充実しているとは言えず、電話もなかなか繋がらないという口コミを多く見かけます。

口頭で日本人と話したい場合はコールバック式を利用すると良いでしょう。
都合のいい日時や質問内容を専用フォームから連絡しておくことで、IFCMarketsから電話をかけてもらえます。

ただし、万が一トラブルが起きても速やかに対応してもらえる可能性は低いので、期待はしにくいでしょう。

ボーナス・キャンペーンはない

IFC Marketsでは、基本的にボーナス・キャンペーンはありません。
海外FX業者選びには、ボーナス・キャンペーンがあることを前提としているトレーダーにはデメリットといえるでしょう。

IFC Marketsのメリット

デメリットがある一方、メリットもあるので合わせて解説していきます。

最大年間7.0%の利息がつく

IFC Marketsでは、独自のサービスを提供しており、その1つにFX取引に使っていない余剰証拠金に対し、金利がつくサービスがあります。
ひと月で10lot以上取引を行うと、最大で年利7%の利息をもらうことができる仕組みで、取引するだけで投資資金に対して高い利息を受け取ることができます。

・10ロット以下:年0%(利息なし)
・10~30ロット:年1.0%
・30~50ロット:年2.0%
・50~70ロット;年4.0%
・70ロット以上:年7.0%

受け取った利息は制限なしで自由に使うことができ、取引の足しにすることも、そのまま出金することも可能です。
ただし、最大7%の利息を受け取るためには70ロット以上の取引が必要となり、無理にロットを増やすと危険になるので、自分の適性ロットは守るようにしましょう。

長く利用するトレーダーにとっては、お得に資産運用できる方法の1つとなるのではないでしょうか。

信頼性が高い:3つの金融ライセンスを所有し、保険サービスへも加入している

IFC Marketsは、3つの金融ライセンスを取得しています。

・CySEC
・FSA
・BVSFC

特にCySECは審査が厳しく、取得が難しい金融ライセンスです。

さらに、IFC Marketsの親会社は、シティ・オブ・ロンドンに本社を構える世界的金融グループのIFCMという点も信頼性を向上させるポイントでしょう。
親会社が大手企業ということで、AIG EUROPE LIMITED(※)の補償を付けていることもあり、倒産してしまった場合でも顧客資産は全額補償してもらえるので安心して使用できます。

IFCMarketsのように複数ライセンスを取得し、保険にも加入している海外FX業者は珍しく、安全性は海外FXでもトップクラスといえます。

(※)IG EUROPE LIMITEDとは、American International Groupの略。
資本金1兆5千億$(2013年時点)を持ち、ニューヨークを本拠地とする世界最大級の保険会社です。

約定力が高い

IFCMarketsは、高い約定力でも評価されています。
なぜなら、取引の注文量に応じて注文処理方法を3つのパターンに分けているからです。

100万通貨以下の場合

一旦IFCMarketsが決済し、ポジションを加算してからカバー先の金融機関に流しています。

100~1,000万通貨の場合

一旦IFCMarketsが決済し、そのままのポジションでカバー先の金融機関に流しています。
1,000通貨以下の注文量であればカバー先がすぐに見つかるので、IFCMarketsで先に決済することで約定スピードを高めています。

1,000万通貨以上の場合

IFCMarketsでは決済せず、インターバンクへ注文を流します。
注文量が多すぎるとカバー先が見つかりにくいので、そのまま市場に流した方が効率よく決済できる可能性が高まります。

このように、注文量に応じて注文処理方法を変えることで、顧客に対して迅速なトレードで約定できる仕組みを整えています。

ロスカット水準が低く、ゼロカットシステム対応

最大レバレッジは400倍と、海外FX業者の中では低いほうですが、IFCMarketsは、ロスカット水準10%以下で優秀です。
証拠金が溶けるギリギリまで耐えられるので、アクティブなトレードができます。
このロスカット水準が低いほど、ギリギリからの大逆転を起こしやすくなるというメリットがあります。
またゼロカットに対応しているので、追証は発生しないので借金を背負うこともありません。

まとめ

IFC Marketsは、金融ライセンスを取得し親会社が大手企業ということで安心して取引ができると言えるでしょう。
最後に、IFC Marketsのメリットとデメリットをそれぞれまとめるので参考にしてみてくださいね。

メリット
  • 最大年間7.0%の利息がつく
  • 信頼性が高い:3つの金融ライセンスを所有し、保険サービスへも加入している
  • 約定力が高い
  • ロスカット水準が低く、ゼロカットシステム対応
デメリット
  • スプレッド幅が広い
  • マイクロ口座の残高上限は50万円まで
  • スタンダード口座の初回必要入金額は10万円
  • 日本語サポートが手薄い
  • ボーナスやキャンペーンはない

余剰証拠金に利息がつくなどの独自サービスを使用したい人や、高い約定力でトレードしたい人にとってはおすすめな業者です。

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