FXをするにあたって、国内FXか海外FXかという部分で悩む方も多いでしょう。
もちろん、どちらにも魅力はあるのですが、やはり海外FXのほうが夢があります。
ただ、海外FXと一口に言ってもいろいろな業者が存在します。
その中から吟味していかなければいけないのですが、ポイントのひとつなるのがどのような通貨ペアを取り扱っているのかという部分です。
ここでは、主要な海外FXの通貨ペアを比較しつつ、マイナー通貨についても解説していきたいと思います。
このページの目次
海外FXで取り扱っている主要な通貨ペアは?
では、さっそくですが主要な海外FXではどのような通貨ペアを取り扱っているのでしょうか?
海外FXにもいろいろなものがあるのですが、ここでは主要な海外FXの代表格ということでGEMFOREXとXMの通貨ペアについて見ていきたいと思います。
GEMFOREXの通貨ペアは33種類
2021年3月時点でGEMFOREXで取り扱っている通貨ペアは33種類です。
具体的には、以下の通貨ペアになります。
USD/JPY | CHF/JPY | AUD/CAD |
AUD/JPY | AUD/NZD | AUD/USD |
AUD/CHF | CAD/JPY | EUR/AUD |
EUR/CAD | EUR/CHF | EUR/GBP |
EUR/JPY | EUR/USD | EUR/NZD |
EUR/ZAR | GBP/AUD | GBP/CHF |
GBP/JPY | GBP/USD | GBP/NZD |
GBP/CAD | NZD/JPY | NZD/USD |
USD/CAD | USD/CHF | USD/CNH |
USD/SGD | USD/TRY | USD/MXN |
USD/ZAR | XAU/USD | XAG/USD |
XMの通貨ペアは57種類
XMで取り扱っている通貨ペアは57種類です。
具体的には、以下の通貨ペアになります。
AUD/CAD | AUD/CHF | AUD/JPY |
AUD/NZD | AUD/USD | CAD/CHF |
CAD/JPY | CHF/JPY | CHF/SGD |
EUR/AUD | EUR/CAD | EUR/CHF |
EUR/DKK | EUR/GBP | EUR/HKD |
EUR/HUF | EUR/JPY | EUR/NOK |
EUR/NZD | EUR/PLN | EUR/RUB |
EUR/SEK | EUR/SGD | EUR/TRY |
EUR/USD | EUR/ZAR | GBP/AUD |
GBP/CAD | GBP/CHF | GBP/DKK |
GBP/JPY | GBP/NOK | GBP/NZD |
GBP/SEK | GBP/SGD | GBP/USD |
NZD/CAD | NZD/CHF | NZD/JPY |
NZD/SGD | NZD/USD | SGD/JPY |
USD/CAD | USD/CHF | USD/CNH |
USD/DKK | USD/HKD | USD/HUF |
USD/JPY | USD/MXN | USD/NOK |
USD/PLN | USD/RUB | USD/SEK |
USD/SGD | USD/TRY | USD/ZAR |
ちなみに……日本国内FXの通貨ペアは?
主要な海外FXということでGEMFOREXとXMで取り扱っている通貨ペアについてご紹介しましたが、日本国内FXの通貨ペアというのはどうなっているのでしょうか?
国内FXもかなりの選択肢があるのですが、だいたい国内FXで取り扱っている通貨ペアというのは20種類から30種類くらいです。
国内FXよりも海外FXのほうが通貨ペアの種類は豊富と考えていいでしょう。
通貨ペアの種類が多い=マイナー通貨ペアが多い
国内FXよりも海外FXのほうが通貨ペアの種類が豊富ということなのですが、通貨ペアの種類が多いということは同時にマイナー通貨ペアが多いということでもあります。
基本的に初心者の方というのは、USD/JPY(米ドル/円)のような主要な通貨ペアを選んでFXの取引をおこなっていったほうがいいのですが、ある程度FXに詳しいという方であればマイナー通貨ペアで利益を狙ってみるのもいいかもしれません。
マイナー通貨ペアで押さえておくべきポイント
通貨ペアの種類が多い海外FXはマイナー通貨ペアが多いわけですが、マイナー通貨ペアでFXの取引をおこなっていくつもりならいくつか押さえておくべきポイントがあります。
USD/JPY(米ドル/円)のような主要通貨ペアと同じような感覚でFX取引をおこなっていくと、大失敗してしまう可能性がありますので注意しておきましょう。
マイナー通貨ペアは値動きが激しい
マイナー通貨ペアは基本的に値動きが激しい傾向にあります。
情勢が不安定な国であるということを考えればチャートが乱高下しても不思議ではありませんし、実際にそのリスクが常にあるのです。
もちろん、狙い通りにチャートが動いてくれれば短期間でかなりの利益を得られる可能性もあります。
ただ、その一方で本当に一瞬気を緩めただけでポジションがロスカットされてしまう可能性もあるのです。
面白味はあるのですが、基本的にマイナー通貨ペアでのFX取引はハイリスク・ハイリターンになるということを頭に入れておきましょう。
ちなみに、値動きが激しいことを「ボラティリティが高い」とも表現します。
マイナー通貨ペアはスワップポイントが高い
通貨ペアの金利差を利用して利益を得られるというのがスワップポイントです。
マイナー通貨ペアはこのスワップポイントが高い傾向にあります。
マイナー通貨ペアの場合、主要通貨ペアと比べるとやはり価格下落のリスクが高くなります。
その分、マイナー通貨ペアでは金利が高めに設定されているのです。
アメリカや日本は金利が低いのですが、こういった金利が低い国との通貨ペアになってくるとスワップポイントが高く設定されることになります。
含み損と含み益のバランスが取れる状態を維持できればスワップポイントだけで結構な稼ぎや儲けになるかもしれませんが、そう簡単にはいきません。
夢はあるものの、値動きが激しいマイナー通貨ペアではそもそも安全な状態でポジションを保有し続けることのハードルが高いのです。
マイナー通貨ペアはスプレッドが広め
マイナー通貨ペアは基本的に取引の流動性が低いです。
そのため、売値と買値の差であるスプレッドが広がりやすい傾向にあります。
そもそもの取引量が少ないために、注文価格に近い価格でのマッチングが難しいのです。
マイナー通貨ペアでもスプレッドの水準はそれぞれで違ってきますので、特にマイナー通貨ペアでの短期売買を考えている方は注意しておきましょう。
うまみのないマイナー通貨ペアも存在する
マイナー通貨ペアの中には結構夢のあるものもありますが、改めて調べてみると特にうまみのないマイナー通貨ペアも存在します。
うまみのないマイナー通貨ペアでも後々利益になるかもしれない……と考えたくなる気持ちもよくわかるのですが、基本的にうまみのないマイナー通貨ペアというのは選ばないようにしておいたほうがいいでしょう。
取り扱い通貨ペアの種類は多ければ多いほど選択肢は増えますが、だからといってその選択肢が本当にいいものであるかどうかという部分はまた別の話なのです。
もちろん、マイナー通貨ペアに夢があるには違いないわけですから、しっかりと吟味をした上で通貨ペアを選んでいくようにしましょう。